水溶性フラーレンの美容効果【お肌の老化防止】
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水溶性フラーレンを化粧品に添加することの最大の目的は、肌の老化防止(アンチエイジング)と美白作用を高めることにあります。この水溶性フラーレンが持つ主な2つの美容効果のうち、以下では「肌の老化防止」に関わる事項について少し詳しく説明していきましょう。
【肌の老化防止について】
肌の老化とは、肌の細胞が破壊され細胞死していくことです。この細胞破壊に関係が深いとされているのが活性酸素です。活性酸素とは酸化力の非常に強い酸素のことで、私たち人間が生命活動を営む限り多かれ少なかれ常に体内に発生しています。それでも私たちの体にすぐさま深刻な影響があらわれないのは、体内で合成される「抗酸化力を持つ酵素」や、食物として体内に摂り入れる「各種ビタミンなどの栄養素」のおかげなのです。
しかしながら、紫外線やストレス、化学物質そして過酸化脂質などの影響を受けると、私たちの体内で活性酸素の発生量が増えるといわれています。この結果、抗酸化酵素や抗酸化ビタミン・ミネラルの力では、過剰な活性酸素の攻撃を完全には防ぎきれず、その酸化力によって細胞にダメージを与えて老化させ、細胞死を促進してしまいます。
フラーレンが抗酸化力を有することは以前から知られており、この活性酸素の働きを消去することが期待されていました。フラーレンはサッカーボールのような球状の形をした分子ですが、この球状分子全体を覆うような状態で、電子雲が存在していると考えられています。これは、電子を受け取って安定な状態になろうとするラジカル(活性酸素など)に効率よく電子を与えることができるということを意味しています。したがって、ひとつのフラーレン分子でも多くのラジカル(活性酸素等)を消去することができ、ラジカルが生体組織を攻撃する前に無害化できるのです。
県立広島大学の三羽信比古教授は、摘出したヒトの皮膚片を用い、それに紫外線を照射したときに発生する活性酸素の量を計測。この結果、「Radical Sponge」と呼ばれる水溶性フラーレンを細胞内に微量投与すると、活性酸素の発生量を約半分に抑制できることが実験によって確認されたのです。
そして、細胞が死滅する防御効果を測定する研究の段階においては、フラーレンはビタミンCの125倍もの防御能を備えていることが確認され、細胞死を抑制する(老化防止)効果のあることがわかっています。
